サブカルBLOG

2026/02/04 15:49

王子系ファッション(皇子系・少年装)は、中世ヨーロッパの王子や貴族、物語の登場人物を思わせる世界観をベースにしたスタイルです。

ロリィタの文脈から派生したジャンルでありながら、 ・甘さよりも「凛とした気品」 ・可愛さよりも「中性的な美しさ」 ・日常よりも「物語性」 を重視する点が特徴です。

「男装」「皇子系」「少年装」の違いとは?|混同されやすい3ジャンルを整理

王子系を調べていると、「男装」「皇子系」「少年装」という言葉が混在していることに気づくはずです。似ているようで、目的・思想・着地点が異なります。

男装(だんそう)|「男性になる」ための表現

女性が"男性として見えること"を目的としたスタイル。 ・現実の男性像をベースにする ・シルエットや骨格補正を重視 ・コスプレ・イベント文脈が強い

👉 ゴールは「男性に見えるかどうか」。ファッションというより役割表現に近いジャンルです。

少年装(しょうねんそう)|「未完成の中性」を楽しむ服

性別が曖昧な"少年期の中性美"を表現するスタイル。 ・幼さ・儚さ・無垢さがテーマ ・細身・短丈・軽い装飾 ・ロリィタ文化と親和性が高い

👉 「可愛い」と「凛々しい」の中間。王子系の入り口として選ばれることも多いジャンルです。

皇子系(おうじけい)|「物語の中の支配階級」

王族・貴族・物語世界の"高位の存在"を表現するスタイル。 ・フリル・装飾・ロング丈 ・威厳・気品・静かな強さ ・舞台衣装・コンカフェ衣装との相性が高い

👉 「男性」でも「少年」でもなく、役割としての"王子・皇子"を纏うジャンルです。

王子系ファッションとは何か?|3つを内包する"世界観ジャンル"

王子系ファッションは、 ・男装の「凛とした佇まい」 ・少年装の「中性的な美しさ」 ・皇子系の「物語性と格」 これらをファッションとして再構築したジャンルです。

そのため王子系は、性別で定義されず、年齢で縛られず、着る人の解釈で完成します。

近年ではコンカフェ衣装/舞台衣装/ライブ衣装/男装イベントなど、「人前に立つ」シーンで選ばれるジャンルとしても注目されています。

王子系が支持される理由|"強くて静かな存在感"

1. 性別に縛られない表現ができる

王子系は「男性になる」ための服ではありません。"王子という役割"を纏う服であり、性別よりも世界観が主役です。

2. 写真・ステージで映える構造

立体的なフリル、ロング丈、装飾的なボタンやチェーン。照明・動き・視線を計算したデザインが多く、撮影・ライブ・舞台での視認性が高いのも特徴です。

3. サブカル・ゴシックとの親和性

ゴシック、ミリタリー、中華ゴシック、スチームパンクなど他ジャンルとのミックスがしやすく、自分だけの解釈で完成させられます。

王子系の基本アイテム構成|まず押さえたいポイント

● トップス(シャツ・ジャケット) フリル襟、スタンドカラー、アシンメトリーやロングテール、装飾ボタン・金具・チェーン付き → 写真では「上半身の情報量」が印象を左右します。

● ボトムス(ショート/ロング) ショートパンツ+ロングソックス、ワイドパンツやスカート風シルエット → 動いた時のシルエットが王子感を強調します。

● 小物・アクセサリー ブローチ、タイ、ハーネス、手袋、帽子・ヘッドドレス → 「世界観の完成度」を決める重要な要素です。

袖を通すだけで、物語から抜け出した貴公子のようなオーラを纏える本格的な皇子系スタイル

王子系はどんな人に向いている?

・甘ロリは少し恥ずかしいけど、ロリィタは好き ・ゴスロリよりも"静かな強さ"が欲しい ・コンカフェ・舞台・ライブで印象に残りたい ・写真で「物語の主人公」になりたい

そんな方に、王子系はとても相性が良いジャンルです。

当店が王子系衣装を扱う理由|経験と実績について

当店ではこれまで、アイドルグループのデビュー衣装、コンカフェキャスト様のまとめ買い衣装、舞台・ライブ・撮影用衣装、スタイリスト・芸能事務所様からの衣装提供依頼といった形で、**"人前で着られる王子系衣装"**を多数扱ってきました。

その経験から分かるのは、王子系は「可愛い」だけでは成立しないということ。動いたときのライン、遠目から見たシルエット、照明を受けたときの素材感——こうした点を意識してセレクトしています。

王子系は「完成させる」ジャンル

王子系ファッションに正解はありません。小物を足す、他ジャンルと混ぜる、自分なりの解釈を加えることで、初めて完成します。

皇子系中性的なシルエットが魅力の王子系ハット


まとめ|王子系は"静かに主役になる服"

王子系ファッションは、目立ちたい人の服ではなく、"記憶に残りたい人"のための服です。

誰かの物語の脇役ではなく、自分自身が物語の中心に立ちたいとき。王子系は、そっと背中を押してくれるジャンルです。